The Edo Site Research Association
下記の2冊が2月10日に吉川弘文館から刊行されました。
江戸遺跡研究会
『徳川御殿の考古学』
江戸時代、将軍や大御所、将軍世子の外出時に宿泊・休憩施設として使用された徳川御殿。鴻巣・青戸・府中など江戸近郊の御殿や、上洛・日光社参における御殿などを取り上げ、その役割、軍事的機能や鷹狩りをはじめとする遊興的性格の有無などを、考古学はもとより文献史学を含めた多角的な視点からアプローチ。御殿研究の最前線を論じる注目の書。(吉川弘文館HP 新刊案内より)
『江戸の園芸』
大名庭園から始まり、朝顔や菊などの鉢植え植物の流行により庶民まで浸透し、独自の発展を遂げてきた
江戸時代の園芸文化。その具体的な様相を捉えるべく、考古資料(植物痕・植木鉢)をはじめ、文献・絵
画資料や栽培・品種改良に関する植物学的知見なども駆使して追究。都市江戸の「園芸」について議論を
深め、その成果を結集して到達点を示す。(吉川弘文館HP 新刊案内より)
【テーマ】 「ガラス容器にみる「江戸」の西洋化・近代化」
【日 時】 2025年7月12日(土) 13:00~
【会 場】 東京藝術大学 芸大食堂 GEIDAI LIVING
・上野キャンパス北側(東博側)の音楽学部の正門を入り、右に折れてください。
下図19番の国際交流会館(QRコードがついた建物)の入口から入り、2階です。
【発表者と内容】
水本 和美氏(東京芸術大学美術学部)「ガラス容器からみた「西洋」、「近代」」
山口美由紀氏(長崎市出島復元整備室)「出島和蘭商館跡出土のガラス製品」 (オンライン)
水本 和美氏(東京芸術大学美術学部)「東京美術学校の絵具瓶〜絵画における西洋化・近代化と大学〜」
梶木理央(豊島区文化スポーツ部)「近代の酒瓶の変遷と社会背景」
ジラルデッリ青木美由紀(イスタンブール工科大学) 「コメント」 (オンライン)
【趣 旨】
江戸や長崎などを中心に遺跡から出土するガラス容器の考古学的なデータを出発点に、近世都市江戸と日本列島がいかに「西洋」「近代」を迎えたかを考える特別例会を実施したい。山口美由紀氏による長崎出島の報告からは江戸時代に列島の中に例外的に存在した「西洋」とそこにおけるガラスの利用を、梶木理央氏による江戸東京の遺跡出土のガラス飲料容器を中心とした報告からは列島の生活の中に浸透する「西洋」の飲食文化に付随するガラス容器を、とりあげてみたい。企画者である水本和美は、特に、東京美術学校におけるガラスの絵具容器をきっかけに絵具の西洋化を含めて、大学、官公庁、軍施設など、比較的早くから「近代化」と不可分の「西洋」の受容について考えたり、また、ガラスについて若干の研究の概観も試みたりしてみたい。素材特性も併せて、ガラス容器により、内容物の流通・利用・普及などにもたらした影響についても射程としたい。
【開催方法】 対面のみ (オンライン報告、コメントあり)
【参加資格】 会員以外の方は参加費500円を申し受けます。
【レジュメ】 メルマガで配信しますので、各自プリントアウトもしくはダウンロードしてご持参ください。
(お持ちでない方は、会場受付のダウンロード用二次元バーコードをご利用いただけます。)
※懇親会 17:30~ 同じ会場で開催します。参加費は4,000円です。奮ってご参加ください。
【発 表 者】五十嵐 彰氏(東京都埋蔵文化財センター)
【日 時】 2025年9月17日(水) 19:00~
【会 場】 未定
【開催方法】 未定
『第36回 江戸遺跡研究会大会「近世都市江戸の墓」〔発表要旨〕』に、訂正個所が確認されました。お手数をおかけして申し訳ありませんが、訂正をお願いいたします。
皆さまには、当研究会活動に関し、日頃よりご支援、ご協力を賜り感謝申し上げます。
さて、当研究会活動は35回大会を3年ぶりに対面で実施し、例会も対面で実施する予定など通常の運営形態に戻りつつあります。一方で、例会については遠方の方などより参加し易くなったとオンラインに対する評価も頂いています。世話人会では会員の皆さまのご意見を参考に、リモート、ハイブリッド、対面など例会運営方法を検討していきたいと考えています。
例会案内を含む諸情報は、研究会Webサイト及びメールにて配信しています。まだ登録されていない方は、メールアドレスの登録をお願いいたします。
ご協力の程よろしくお願いいたします。
〈登録方法〉
・本研究会公式サイトトップページ、メニューの「入会案内」をクリック。
・「各種申請」フォームの「手続内容」から「修正・変更」にチェックを入れ、必要事項を入力して「送信」をクリック。
江戸遺跡研究会では、研究会誌『江戸遺跡研究』を発行しています。近世考古学、近世史、建築史など江戸遺跡と関連する諸分野を掲載対象としています。
①研究会誌『江戸遺跡研究』刊行(年1回)
②例会通知:ホームページ・メールマガジンによる周知
③年会費を2000円とし、年度末頃に『江戸遺跡研究』を会員に送付
上記、ご理解、ご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。